スマホでもPCでも出来る! VTuber(バーチャルYouTuber)の始め方

ユーチューバーになりたいけど、顔を出すのには抵抗がある…

そんな人にピッタリなのがバーチャルユーチューバー(VTuber・ブイチューバー)です。
架空のキャラクターなりきって動画を撮影するバーチャルユーチューバー。
YouTubeが流行している今、耳にする機会も多くなってきました。
自分の顔を出さずに動画が作れることはもちろん、声も変えることができるので、バーチャルユーチューバーとして動画投稿を始める人が多くなっています。
どうしたらなれるの?という人に向けて、ここではバーチャルユーチューバーになる方法や必要な機材についてを、5つに分けて簡単に解説していきます。

1.スマホとパソコンどちらを使うか選ぶ

まずはスマホとパソコンどちらを使って配信や動画撮影をするのかを決めます。

スマホを使う場合

お手持ちのスマホにフェイストラッキング機能が付いているかを確認します。
トラッキングというのは、人の動きや位置をカメラで認識する機能のことです。 この機能が付いたスマホ(iPhone X等)を持っていれば、パソコンの操作が苦手という人や持っていない人でも、スマホアプリをインストールするだけで簡単に配信を始めることができます。
現在バーチャルユーチューバーとして活動できるアプリはいくつかありますが、どのアプリにしたらいいか分からないという場合は、そのアプリが「アバターの作成ができるか」「配信ができるか」を確認することがポイントです。
収益化をしたい方は「収益化できるか」も確認しましょう。
出来ることは限られますが、すぐに始められるというところはパソコンに比べて大きなメリットです。

パソコンを使う場合

もしも手元にパソコンがあるのなら、パソコンを使うのがおすすめです。
機材を揃える必要がありますが、スマホと比べて出来ることが多く、バーチャルユーチューバーとのほとんどはパソコンを使って活動しています。
先ほど説明したフェイストラッキング機能もパソコンの方が鮮明に動きを反映してくれます。
パソコンのスペックについては使う機材によって違ってきますが、録画や配信をする為、高スペックなパソコンのほうが良いでしょう。

ここからはパソコンを使うことを前提に解説を続けます。

2.必要な機材を揃える

パソコンで活動をするために必要な機材は、アバターをどう動かしたいかによって変わってきます。
一般的なのはウェブカメラを使う方法です。
上半身しかトラッキングできませんが、最も簡単に始められるのがこの方法です。
手や足、体の動きをトラッキングしたい場合はVRモーションキャプチャーデバイス使うこともできます。
高額なうえに高スペックなパソコンが必要になる他にも、両手にコントローラを持つスタイルが基本となるというデメリットがありますが、本格的な撮影をすることができます。

いずれかの機材に加えて、自分の声を入れる場合に必要なのはマイクです。 ヘッドセットやスタンドマイクに声を入れるとアバターの口も動きます。

3.専用ソフトを用意する

バーチャルユーチューバー専用のソフトを使えば、モデルを作成したり、自分の動きをその モデルに反映させることができます。

一般的と紹介したウェブカメラをする場合、有名なのは有料ソフトの「FaceRig」です。
次でアバターについて解説していますが、このソフトでは既存モデルが何体か用意されているのに加え、自作モデルも使えるようです。
他にも「FaceVTuber」や「3tene(ミテネ)」というソフトがあります。 ウェブカメラに加えてVRも使用できるソフトとしては「Vカツ」などが有名です。 自分の使用する機材に合わせて使いやすいソフトを探してみてください。

4.アバター(モデル)を用意する

バーチャルユーチューバーといえば撮影者に合わせて動くアバターです。
まずは3Dと2Dどちらのモデルにするかを決めます。
3Dはモデルを作れるソフトが多く、2Dよりも動ける範囲も大きいのが特徴です。
逆に2Dは綺麗なイラストを使うことができますが、動ける範囲が限られてしまいます。

どちらか決めても、自分で用意するのは難しいと思いますが、既存のキャラクターを使うことも可能です。
バーチャルユーチューバーとして活動するために使うソフトには、既存のキャラクターが用意されていて、ソフトによっては顔や服装をカスタマイズできるようになっています。

かなり手間がかかりますが、もちろん自分自身で完全オリジナルのモデルを作成することもできます。
現在バーチャルユーチューバー向けのツールが数多くあるため、無料で3Dモデルを作ることができますが、この際2Dで作成する場合は専門知識が必要になるため注意が必要です。

ですが、自分自身で作成する場合、素人には難しいものです。
その場合は作成依頼をするのが一般的です。
ココナラ」などの3Dモデルや2Dモデルを作成できる人を探せるサイトを使って、自分の好みのアバターを作成してもらいましょう。
お金はかかりますが、専門的な人に依頼すれば確実です。

5.実際に撮影する

機材やソフト、アバターの準備ができたら、いよいよ撮影です。
実際に動画などを見たことがある人なら分かるかもしれませんが、バーチャルユーチューバーの動画や配信の画面は、2つの映像を重ねて作られています。
これをクロマキー合成といいます。

動画を撮影して投稿したい場合は動画編集ソフトを使って、元の画面にモデルを重ねます。
ゲーム動画を撮影するなど、パソコンに画面を映せる場合は、そこにアバターを入れる事ができるので、そのままアバターの映ったゲーム画面を録画するという方法もあります。
配信の場合は配信ソフトを使うことで、簡単にモデルをゲーム画面に重ねることができます。

まとめ

ここまでバーチャルユーチューバーになる方法を簡単に解説してきました。 様々な方法があることを知っていただけたかと思いますが、一般的といわれる方法をまとめると、以下の通りです。

1. スマホとパソコンどちらを使うか選ぶ

スマホなら簡単に配信を始めることができますが、パソコンを使うのが一般的です。

2.必要な機材を揃える

撮影できるのは上半身のみになりますが、ウェブカメラとマイクがあれば十分です。

3.専用ソフトを準備する

ウェブカメラを使う場合は「FaceRig」がおすすめです。

4.アバター(モデル)を用意する

既存のモデルを使うか、依頼して作成してもらうのが良いでしょう。

5.実際に撮影する

編集ソフトや配信ソフトを使って映像を作りましょう。

この手順を簡単と思う人もいれば、難しいと思う人もいると思います。
パソコンの操作に慣れていない人はもちろん、慣れている人でもすぐに撮影はできないかもしれません。
ですが、自分で作った架空のキャラクターになりきって撮影することができたら、きっと楽しいはずです!

バーチャルユーチューバーになってみたいけど、いきなり機材を買いそろえることに不安がある人は、まずはスマホを使って体験してみてはいかがですか。

この記事が少しでもバーチャルユーチューバーになりたい人の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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