今人気のVTuber(バーチャルユーチューバー)が個人勢と企業勢の2つに分類されていることはご存じですか?
個人勢はその名の通り、個人で活動しているVTuberのことを指し、企業勢は企業による運営で活動しているVTuberのことを指します。
また、自分でキャラクターデザインを行った人のことは完全個人勢と呼ばれます。
ここでは個人勢と企業勢の違いや、これから個人勢VTuberとしての活動を考えている方に向けて、人気になるためのポイントなどを簡単に解説していきます。
目次
個人勢と企業勢の違いとは
個人勢も企業勢も同じVTuberですが、どんな違いがあるのでしょうか。 4つに分けて具体的に解説していきます。
動画のクオリティー
企業勢の動画はしっかりと編集され、テンポがよく見やすいものに仕上がっています。
もちろん個人勢でもクオリティーの高い動画を投稿している人もいますが、やはり編集の技術面では企業勢には劣ってしまうのが現状です。
活動にかけるお金
VTuberとしての活躍に欠かせないアバター(モデル)を作成する際や、ソフトや機材を揃えるためにはお金がかかります。 金銭面では、個人勢と比べると圧倒的に企業勢のほうが勝っているでしょう。 当然お金をかけたほうが良いものが揃えられるので、準備の段階から沢山のお金をかけられるのは企業勢の強みです。
エンターテイメント性
企業勢は誰が見ても楽しめるような、エンターテイメント性のある動画を投稿している人が多いです。
個人勢はVTuberをSNSのように使用している人が多く、特定の視聴者と仲良くしていたり、話すだけの配信をしていたりと「自分と特定の人だけが楽しんでいる」という活動をしている人が多い印象です。
このことから誰に向けて発信しているのかが、個人勢と企業勢の大きな違いといえます。
企業勢のチャンネル登録者が個人勢に比べて圧倒的に多いのは、この動画のエンターテイメント性が大きなポイントになっているのです。
宣伝力とブランド価値
企業勢は広告が沢山出せることはもちろん、既存のVTuberに宣伝をしてもらうこともできます。
元からブランド価値を持った状態での活動になるので、「誰も見てくれないかも」などの心配も必要ありません。
ですが個人勢として活動を始めた場合はブランド価値のない状態からのスタートです。
広告は出すことができますが、お金を払って広告を出す人はほとんどいません。
以上4つを見てわかる通り、個人勢は企業勢に比べて圧倒的に不利な状態から活動を始めることになります。
個人勢は企画、撮影、編集と全て自分でやるため1本の動画を完成させるまでに時間がかかりますし、編集技術は勉強しなければなりません。
これから個人勢VTuberを始めようとしている人は、不安になってしまったかもしれませんね。
では個人勢VTuberは、どうしたら人気になれるのでしょうか。
人気個人勢バーチャルユーチューバーになるためには
企業勢に比べて不利な状態から活動を始める個人勢ですが、もちろん頑張り次第で人気になることもできます。
ここからは個人勢VTuberを目指したいという人に向けて、意識するべきポイントを4つ解説します。
機材は良いものを揃える
お金をかけられるのが企業勢の強みと紹介しましたが、個人勢でも多少お金をかけて環境を整えて活動をするのが良いでしょう。
必要なものは「パソコン」「ウェブカメラ」「マイク」「専用ソフト」です。 そして依頼をする場合は「アバター」の作成にもお金がかかります。
スマホでもバーチャル体験をすることはできますが、パソコンとウェブカメラを使って2Dのアバターを使うことが一般的です。
自分の使いやすいものを選びましょう。
Vtuberを始めるにあたっての機材などの說明は、下記の記事でもご紹介しています。
個性のあるアバター(キャラクター)
アバターはVTuberの第一印象となります。
依頼する場合でも、納得のいくものに仕上げてもらいましょう。
そして、素の自分ではなくそのアバターを演じる場合は、しっかりとしたキャラクターを設定してなりきりましょう!
見ている人を引き込む、自分らしい世界観が出来上がります。
新しいことに挑戦する
誰にでもできることなのに、誰もやっていないことをやりましょう。 そしてもう1つ、企業勢はやらないことというのが重要です。
見つけるのは難しいかもしれませんが、毎日できることでコストのかからないものにしましょう。
1つのことにこだわって続けていれば「〇〇VTuber」とイメージが定着します。 すると自然にファンやチャンネル登録者も増えていくのです。
企業勢と比べるとどうしても劣ってしまう編集技術の差は、個人勢にしか作れない動画内容にすることで多少カバーすることができます。
SNSを活用する
どんなにクオリティーの高い動画を投稿していても、誰かに興味を持ってもらわなければ意味がありません。
個人勢の人気VTuberの中には、YouTube以外のSNSをうまく使って集客をしている人もいます。
たとえば簡単な挨拶や、一言話すだけの短い動画を投稿すれば視聴者との距離感が近くなり、身近に感じるファンが増えるかもしれません。
SNSを通じて自分に興味を持ってくれた人が、YouTubeのチャンネル登録者になり、コアなファンになっていくのです。
ただし、SNSを使う場合には特定の人と深く関わるのではなく、1人のYouTuberとしてどんな層の視聴者にも均等に接していくことが大切です。
この4つを意識して、企業勢に負けない素敵な個人勢VTuberを目指しましょう!
まとめ
ここまで、個人勢と企業勢の違いと、人気個人勢VTuberになるためのポイントを解説してきました。
個人勢と企業勢の違いは4つありました。
- 動画のクオリティー
- 活動にかけるお金
- エンターテイメント性
- 宣伝力とブランド価値
この4つから個人勢は企業勢に比べて圧倒的に不利な状態から活動を始めなければならないという事が分かりました。
ですが、もちろん個人勢でも人気になることは可能です。
人気個人勢VTuberになるためのポイントは4つ解説しました。
- 機材は良いものを揃える
- 自分らしいアバター(キャラクター)
- 自分しかやらないことをやる
- SNSを活用する
この4つを意識して活動をしていても、思うように成果が出ないかもしれません。
大半の個人勢VTuberは「人気が出ないから」「自分には才能がないから」と活動をやめてしまいます。
ですが、才能のある人だけが人気になれるというわけではありません。
「自分らしさ」を常に大切に活動を続けることが、個人勢VTuberとして人気になる秘訣です。
企業勢に負けない、素敵な個人勢VTuberになれる可能性は誰にだってあります。 人気になれるかどうかは、自分次第なのです。